KAME LOG

想いのままに…

小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』

【あらすじ】
AI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事に就くアンドロイドが日々モデルチェンジする近未来のイギリス南部の村。弁護士として活躍する妻エイミーとは対照的に、親から譲り受けた家で漫然と過ごす34歳のベン。そんな夫に妻は苛立ち夫婦は崩壊寸前。
ある朝、ベンは自宅の庭で壊れかけた旧型ロボットのタングを発見。他のアンドロイドにはない「何か」をタングに感じたベンは、作り主を探そうとアメリカへ。中年ダメ男とポンコツ男の子ロボットの珍道中が始まった。
タングの可愛らしさに世界中が虜になった、抱きしめたいほどかわいくて切ない物語。
(裏表紙より)

 

 

 


二宮くん主演で映画化された『TANG タング』(2022/8/11公開)の原作です。映画が面白かったので、原作も読んでみたくなって購入。程よく厚みがありましたが、なんとか最後まで読めました。映画ほどでは無かったですが、まぁ面白かったです。

 

映画は私がまだSixTONESを好きになる前の公開で、後にアマプラで見て、大我くんが出演している事に驚きました。めちゃナルシストな学芸員もやるデザイナー?役だった気がします。
…気がするというのはうろ覚えだから。
原作ではそんな感じのキャラクターは居なかった気がするんですが…どうだったかな。

この原作では事細かに旅の様子が書かれていましたが、探し求めていた人物との物語はあっさりとしていて、拍子抜けしました。一度映画を見ているのでなんとなく背景が分かりましたが、初見が小説だと映画も見たいと思う人がどれほどいるかな?っていう感想です。

逆に、映画では旅の様子もちょうどよく省略していて飽きる事なく見れました。
タングの制作者は武田鉄矢が演じているのですが、うまい具合に奇人役に迫力があり、全体を通して映画の方が好きだなぁって思いました。

 

映画でのラストはもう覚えてないんですけど💦
原作でのエミリーは嫌いかも…😓
勝手に不倫してベンを捨てて出ていったくせに、乗り換えた男に愛想を尽かしてベンに助けを求めてくる。しかもこれ、弁護士ですからね。
いや、職業で人を見てはいけないけど、エミリーは勝手すぎん!?って思いました。

そんな作品ではありましたので、私的には映画がおすすめです。

 

そしてこれ、シリーズ化しているらしく、しかも劇団四季が公演もしているようです。

実はすごく有名な作品なんですね。

 

映像作品の方が良いと思ったのはこれで2回目。

最初は『ロードオブザリング』でした。ぜひ根気がある方は原作の『指輪物語』を読んでみて下さい。私は半分も行かないうちに飽きました(笑)